この度皆様から満場一致で会長に推薦いただき、続投することになりました。前期は組織上の動揺などがあり、会員の皆様にご心配をおかけし、責任を感じていました。しかし、この席で満場一致のご推薦とご信任をいただいた上は、私もすでに68歳を数えますが、もうひと働きして皆様のご期待にお応え致したいと存じます。
それには皆様のご協力がぜひ必要であります。「公認NPO法人」が我々の旗印です。闘犬団体としては唯一のNPOという公的な指定を受けている団体です。社会的に容認されている団体の誇りと責任を持って、闘犬という趣味を同じくする仲間達と伝統競技を盛り立ててまいりましょう。
闘犬という伝統文化を継承し、盛り立て、社会認識を深めるために、私ども役員の粘り強い社会への説明と同時に会員全員の社会への説明と理解交流が必要です。社会ルールを守ることだと信じます。予防接種、届け出はもちろん、騒音・異臭・防護壁など飼育環境に十分すぎる配慮をし、事故防止に万全を期し、周囲の安心・信頼を得る生活態度にも留意いたしましょう。
さらに会員同士の融和親交も大切だと信じます。先輩後輩、老若、役員と一般会員が打ち解け、相談し合って会員の資質を高め、切磋琢磨(せっさたくま)し、外に向かっては強い団結を示すことが、闘犬競技に厳しい社会的環境にあるいま、最も大切なことだと思います。いたずらに会員の拡大を目指すのではなく、「サンショは小粒でもピリリと辛い」団体であることを心掛けたいです。ともにがんばりましょう。